毎日できるキッチン周りのお手入れ

ご自分でキッチンを清掃する時のポイント

水回りの汚れを落とす方法

水を使うことの多いキッチンでは、水道水に含まれるカルシウム等による水垢が切っても切れない存在です。
水垢はアルカリ性の汚れであり、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤が一番。
酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤を使うのが定番ですが、ステンレス等で出来ているシンクの場合は、サビや変色の恐れがあるため、あまりお勧めではありません。
日頃から使用するのであれば、粒子の細かい研磨剤の入ったクレンザーを活用しましょう。
クレンザーを付けたスポンジで磨くようなイメージでこすり、最後に水をかけて終了です。
この時点で、なかなか取れない水垢には、目の細かい耐水ペーパーやすりなどで軽くこすってみても良いでしょう。
番手のめやすは1000~1500の細かいものが、キズが残りにくいのでお勧めです。

水垢だけじゃないシンクの汚れ

水垢を除去した後に、まだ白っぽい汚れが残っていることがあります。
これは、食器用洗剤に含まれるミネラル分が引き起こす石鹸カスです。
水垢と同様、放置してしまうと落ちにくい状態になってしまいますので、気が付いた時にお手入れしておくようにしましょう。
石鹸カスは水垢とは逆の酸性の汚れですので、アルカリ性の洗剤で撃退することになります。
アルカリ性の洗剤の代表格は重曹。
これを軽く水洗いしたシンクに振りかけ、30~1時間放置したらスポンジでこすります。
これだけでかなりきれいになります。
それから、忘れてはいけないのが、排水溝にこびりついたヌルヌル。
ネット部分が取り外しできるものの場合は、深さのある容器に塩素系洗剤(漂白剤など)を混ぜた水に30分程度つけておくと綺麗になります。
塩素系洗剤は酸性のものと混じると有毒ガスを生じますので、十分換気しながら行うよう注意してください。